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2012年12月23日日曜日

2012年は「IPO48」 IPOマーケットは新規上場社数、初値騰落率も回復傾向


2012年のIPO(新規上場)社数は46社となりました。
TOKYO PRO Marketに名称変更されています)の2社を加えると、今年の年間IPO社数は48社で、AKB48に引っかけ「IPO48」などという冗談も出ているそうです。
48社は、49社だった2008年以来の水準で、2009年以降の低迷から、徐々に新規上場社数も回復してきています。

「国内全証券取引所の新規上場会社数、上場廃止会社数の推移」




















大和総研(2011/12/27)「上場会社数の減少が続く国内証券取引所」より


日経(2012/12/21)「12年の新規上場46社、初値が公募価格49%上回るリーマン前の水準に、スマホ関連がけん引」の記事では、上場初値が公募価格を平均49%上回ったとも伝えています。

初値上昇率が最高だったのは、12月11日に上場したソーシャルゲーム運営のenishで3.1倍。
12月20日に東証マザーズに上場したユーグレナもミドリムシを使った健康食品製造などユニークな業態が注目を集め、上場2日目の21日に公募価格の2.3倍の初値をつけた。同日終値で時価総額は100億円を超えたということです。

11月以降の株高により、「新規公開株の主要な買い手である個人投資家の投資意欲が高まった」と記事では分析しています。
また、「特にスマホを使った交流ゲーム関連などは「既に上場している会社の業績がよく買い安心感につながっている」(いちよし証券の宇田川克己投資情報部課長)」とのこと。
ただ、初値上昇の背景には、会社の規模が小さく需給が引き締まった事情もあるようです。ネット事業では大規模な資金調達の必要はないですし、「新規上場時に会社が新株発行で市場から調達する資金額は1社当たり16億円と前年比6割減った」とも伝えられています。

会社の“年齢”も若返っているようです。
設立から上場までの期間は2012年の上場企業で平均19.77年(東京IPO調査)ということで、「06年以降は“高齢化”が進んでいたが、7年ぶりに20年を下回った」ということです。

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